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ウコン色素 (Turmeric oleoresin, Curcumin)

ウイナーエローコンク、ウイナーエローコンクAL

 

 ウコンの根茎から得られた、クルクミンを主成分とするものをいう。黄色を呈する。

 ショウガ科ウコン(Curcuma longa LINNE)の根茎の乾燥品より、温時エタノールで、熱時油脂もしくはプロピレングリコールで、または室温時〜熱時ヘキサン若しくはアセトンで抽出して得られたものである。
 主色素はクルクミンである。


別名:クルクミン、ターメリック色素
簡略名:ウコン

【食品への表示例】
ウコン色素、着色料(クルクミン)、ターメリック色素、着色料( ウコン)
 


ウコン色素溶液

   

ウイナーエローコンク水溶液(添加量0.1%)


 クルクミン(mp 183℃)は水、エーテルには不溶で、エタノール、プロピレングリコールなどに溶ける。ウコンには多くのクルクミン誘導体が含まれ、水に可溶なもの、熱水に可溶なものがある。
 アルコール溶液は黄色で、緑色蛍光を発する。
 アルカリ性では赤褐色になる。ほう酸があると赤色になる。

 熱には安定であるが、耐光性に弱く、金属イオンで暗色化する。
 
      


ウコン

 


ウコンの花

      


ウコンの根

 


ウコンの木

学名:Curcuma domestica
別名:クルクマ・ロンガ
花期:夏〜秋

 熱帯アジア,インドの原産。根茎は薬用にされ,また黄色の色素を取り出してカレー粉の原料となる。
   

 


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