ベニバナの花から得られた、サフラーイエロー類を主成分とするものをいう。
黄色を呈する。
キク科ベニバナ
(Carthamus tinctorius LINNE)の花より、室温時〜微温時水で抽出して得られたものである。
主色素はフラボノイド系のサフロミンである。
黄色色素を除去した後に抽出されるのは、ベニバナ赤色素である。
別名:カーサマス黄色素
簡略名:フラボノイド 、フラボノイド色素、 紅花黄、 紅花色素
【食品への表示例】
ベニバナ黄色素、カーサマス黄色素、着色料(フラボノイド)、フラボノイド色素、着色料( 紅花黄)、紅花色素 |
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ベニバナ黄色素溶液
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カーサマスイエローLK水溶液(添加量0.1%)
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フラボノイド系カルコンの構造をもっている。
酸性から中性にかけて(pH 2〜7)ほとんど色調変化がなく黄色を呈す。
水、プロピレングリコールに可溶で、油脂には不溶。
耐光性、耐微生物性に優れている。熱には弱く、加熱により暗みが増す。 |
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ベニバナの花
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乾燥ベニバナ
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学名:Carthamus tinctorius
別名:スエツムハナ(末摘花),サフラワー
花期:夏〜秋
エジプト原産で、中国、アメリカ、日本など世界各地で栽培されている。花は漢方薬として利用されており、種子から採れる油はベニバナ油(サフラワーオイル)として食用される。
日本に伝来したのは奈良時代で、化粧品、染色、食品に用いられていた。
山形県の県花で,古くから口紅や赤の染料の原料として栽培されている。花の色は最初は黄色で,後に赤みを帯びてくる。葉の縁には鋭い棘がある。ドライフラワーの材料としても人気がある。
別名は,スエツムハナ(末摘花)で,これは源氏物語に出てくる女性の名前。またの名は,サフラワー。 |
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ベニバナ
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