クチナシの果実から得られた、水溶性のクロシンおよびクロセチンを主成分とするものをいう。
美しい黄色を呈するが、光、酸にはあまり強くない。
アカネ科クチナシ
(Gardeniaaugusta MERRILL var.grandiflora HORT., Gardenia jasminoides ELLIS)の果実より、室温時水もしくは含水エタノールで抽出して得られたもの、またはこれを加水分解して得られたものである。
主色素はカロテノイド系のクロシンおよび クロセチンである。
簡略名:カロチノイド、カロチノイド色素、カロテノイド、カロテノイド色素、クチナシ、クチナシ色素、クロシン
【食品への表示例】
クチナシ黄色素、着色料(カロチノイド)、カロチノイド色素、着色料(カロテノイド)、カロテノイド色素、着色料(クチナシ)、クチナシ色素、着色料(クロシン) |
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クチナシ黄色素溶液
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キリシンL-150水溶液(添加量0.04%)
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クチナシ黄色素(クロシン、クロセチン)の化学構造
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クチナシの花
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クチナシの実
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クチナシの花
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クチナシの実
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学名:Gardenia jasminoides
花期:初夏
秋のキンモクセイ(金木犀),早春のジンチョウゲ(沈丁花)と初夏のクチナシ(梔)が,香りのよい花木の代表選手です。
山梔子と呼ばれる漢方薬で、古来より飲食物の着色に利用されてきた。
実は黄色の色素を持つので栗きんとんなどの色付けに使われたり,薬用としても使われます。碁盤の足のことを“くちなし”というのは,その形が似ているからだということです(クチナシの実の写真)。 |
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