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タマリンド色素 (Tamarind colour)

キリヤスブラウンKR、キリヤスブラウンKB

 

 タマリンドの種子から得られた、フラボノイドを主成分とするものをいう。
 赤褐色を呈する。

 マメ科タマリンド
Tamarindusindica LINNE)の種子を焙焼したものより、温時弱アルカリ性水溶液で抽出し、中和して得られたものである。主色素はフラボノイドである。

簡略名:フラボノイド、 フラボノイド色素

【食品への表示例】
タマリンド色素、着色料(フラボノイド)、フラボノイド色素

キリヤスブラウンKR、キリヤスブラウンKBは、それぞれ黄褐色、赤褐色です。
 


タマリンド色素溶液

   

キリヤスブラウンKB
クエン酸緩衝液(pH7)(添加量0.05%)

     
     





タマリンドの木

 


タマリンドの花

 

   


収穫したタマリンド

 


タマリンドの葉、鞘、種

 マメ科タマリンドはアフリカ原産の常緑高木で高さは25メートルにも達する。現在、インド、東南アジアが主産地。
  街路樹にもなっているが、インドネシアでは葉を赤〜黄色の染料に用い、
Asan djawaと呼んでいる。
 大きさ7〜20センチのサヤの中にパルプに包まれた種子が入っている。
 タマリンシードと呼ばれるこの種は煎って食用にもされるが、着色料にも用いられる。
 

 

タマリンドの鞘

     

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