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シソ色素 (Perilla colour)

キリヤスシソニンL

 

 シソ科シソ(Perilla frutescens BRITT.var.acuta KUDO)の葉より、室温時水、弱酸性水溶液又は含水エタノールで抽出して得られたものである。
 主色素は、シソニン、マロニルシソニンである。
赤色〜赤紫色を呈する。

別名:Beefsteak plant colour
簡略目:アントシアニン、アントシアニン色素、野菜色素

【食品への表示例】
シソ色素、着色料(アントシアニン)、アントシアニン色素、野菜色素
 


シソ色素溶液

   

キリヤスシシソニンL
クエン酸緩衝液(pH3)(添加量0.54%)

【色素のpH変化】    

pH 3.0

pH 5.5

pH 8.0

赤ジソ液A-30(シソ抽出物)添加量:0.200 %

コメント:pH 3.0で赤色、pH 5.5で薄い赤紫色、pH 8.0で褐色になる。
シソ抽出物はpH 3.5以下の領域で安定であり、pH 3.5以上の領域では経時的な安定性はよくない。


 
 アントシアニン系のシソニン、マロニルシソニン。
 酸性で赤色、中性で紫色、アルカリ性で青色を呈する。
 水、アルコール、プロピレングリコール、酢酸に可溶で、油脂に不溶。
 酸性では耐熱性、耐光性があるが、中性、アルカリ性では不安定で褐変する。


 

赤シソ

  

シソの花

 
学名:Perilla frutescen var. crispa
花期:秋

 青シソとは色が違うだけでなく,匂いも違う。赤シソは食用にはあまり使われていない。
 秋になると小さな薄赤紫の花がつく。 

 原産地は中国南部、ミャンマー、ヒマラヤ地方といわれている。
 日本では縄文時代の遺跡からシソの種子が発見されている。
 古くから、梅干し、紅ショウガの着色に使われ、漢方薬としても使われてきた。
 

 


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