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アカネ色素 (Madder colour)

 セイヨウアカネの根から得られた、アリザリンおよびルベリトリン酸を主成分とするものをいう。
 黄〜赤紫色を呈する。

アカネ科セイヨウアカネ
Rubia tinctorum LINNE)の根より、室温時〜温時水または含水エタノールで抽出して得られたもの。
 主色素はアリザリンおよびルベリトリン酸である。

簡略名:アカネ


アカネ色素溶液

 

 
     
 アカネ色素は、アリザリン(Alizarin)、ルベリトリン酸(Ruberythoric acid)などのアントラキノン骨格を持った化合物で、このほかにも6種類のアントラキノン誘導体が確認されている。
 熱、光に対して非常に安定。
 水やアルコールに溶解し、酸性で黄色、中性で赤色を呈する。

アカネ

  

 

 

アカネ

 
学名:Rubia tinctorum
原産地:ヨーロッパ〜西アジア

 根に赤色色素のアリザリンが含まれていて,古くから染料として使われている。
 古代エジプト、ペルシャから、ギリシャ、ローマ、イタリア、フランスに広まり、広く染色に使われた。
 日本では、「古事記」に染色材として歌われている。
 
 
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