コウリャン色素
(Kaoliang colour)
キリヤスブラウン K-12
コウリャンの種子から得られた、アピゲニニジンおよびルテオリニジンを主成分とするものをいう。
赤褐色を呈する。
イネ科コウリャン
(
Sorghum nervosum
BESS.)の実および殻より、温時〜熱時水、含水エタノールもしくは酸性含水エタノールで抽出して得られたもの、または室温時〜温時アルカリ性水溶液で抽出し、中和して得られたものである。
主色素はアピゲニニジン及びルテオリニジンである。
別名:キビ色素
簡略名:フラボノイド、 フラボノイド色素
【食品への表示例】
コウリャン色素、キビ色素、着色料(フラボノイド)、フラボノイド色素
コウリャン色素溶液
キリヤスブラウンK-12
水溶液(0.1%Na2CO3)(添加量0.04%)
フラボノイド系色素のアピゲニニジン、ルテオリニジン。
カラメルより赤みのあるブラウン色調。
水、アルコール、プロピレングリコールに可溶、油脂に不溶。
酸性(pH 6以下)で不溶化する傾向がある。中性〜弱アルカリでやや赤みが増加するが安定。
熱、光には非常に安定。
コウリャン
学名:Sorghum vulgare
別名:コウリャン(高粱)
花期:夏
熱帯アフリカ原産で,穀類として栽培される。
我が国では飼料作物として青刈り,サイレージ用に栽培される。
中国、韓国、日本で多く栽培され、食用、発酵して酒として利用される。
実には黄色、褐色、赤褐色などがある。
天然色素一覧表
カキ色素
植物炭末色素