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ビートレッド (Beet red)

ビートピンク Y


 ビートの根から得られた、イソベタニンおよびベタニンを主成分とするものをいう。
赤色を呈する。

 アカザ科ビート
Beta vulgarisLINNE)の赤い根より、搾汁したもの、または室温時〜微温時水、酸性水溶液もしくは含水エタノールで抽出して得られたもの。
 主色素はベタイン系のベタニンおよびイソベタニンである。

別名:アカビート色素
簡略名:アカビート、 野菜色素

【食品への表示例】
着色料(ビートレッド)、アカビート色素、着色料( アカビート)、野菜色素


ビートレッド色素溶液

 

ピートピンクL
酢酸緩衝液(pH5.4)(添加量0.27%)


 
 ベタイン系色素。
  鮮明な赤色色素で、pHによる色調変化が少ない(pH4〜7)。pH9以上になると黄変する。
 水によく溶けるが、無水エタノール、油脂には不溶。
 熱に不安定で、退色する。光や、金属イオンにより変色する。


 

  ビート

   

 地中海沿岸地方が原産で、薬用として知られていた。
 北アメリカ、東欧、中東、南米などに分布するサトウダイコンの一種。
 根の表皮は赤く、肉色は紅、白、灰色など。
 欧米で料理に多く使われている。

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