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アナトー色素 (Annatto extract)

アナベジンAO-8、アナベジンPW-6(A)

 ベニノキ科ベニノキの種子から抽出した色素。ビキシン(Bixin)、ノルビキシン(Norbixin)が主成分で、酸性で黄色、中性で赤色を呈する。

 ベニノキ科ベニノキ(
Bixa orellaneLINNE)の種子の被覆物より、熱時油脂もしくはプロピレングリコールで抽出して得られたもの、室温時ヘキサン若しくはアセトンで抽出し、溶媒を除去して得られたもの、または熱時アルカル性水溶液で抽出し、加水分解し、中和して得られたものである。


簡略名:アナトー 、カロチノイド、カロチノイド色素 、カロテノイド 、カロテノイド色素

【食品への表示例】
アナトー色素、着色料(アナトー)、着色料(カロチノイド)、カロチノイド色素、着色料( カロテノイド)、カロテノイド色素


アナトー色素溶液

 

アナベジンPW-6(A)
水溶液(添加量0.05%)

   
   


ビキシン、ノルビキシン:カロテノイド特有のポリエン構造をもっている。


ベニノキ

ベニノキの実

ベニノキの実

ベニノキの実

   
 ベニノキ科ベニノキ(Bixa orellane LINNE):原産地は中南米で、ペルー、ブラジル、メキシコなど熱帯、亜熱帯地方で栽培されている。
 西インド諸島では色素を体に塗る習慣がある。
 中南米やメキシコでは、種子を料理に加えて煮込み、種子を捨てている。

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